インターネットで確定申告を始める前に必要な準備
とても便利です。
電子申告とは
2014年からe-taxという電子申告サービスを使ってインターネットから申告書の提出から納税まで出来るようになりました。
令和2年1月以降からはスマートフォンからでもe-Taxをご利用できるようになりました。
スマートフォンやタブレット端末からでも納税証明書の交付請求が行えます。(税務署窓口で受け取れます。)
e-TAX(地方税ポータルシステム)を利用すれば、支払報告書と源泉徴収票を一括で作成し、送信することができます。
e-taxで電子申告するには、最初は利用登録や電子証明書が必要になりますが、
電子申告は自宅から申告、課税の支払いまでインターネットで出来るのは便利ですよね。
なのでこれからはe-taxを利用して確定申告をやるのもいいと思います。
e-Tax
e-Taxでは、税務署に出向くことなく、インターネットを利用して所得税、消費税、相続税、贈与税などの申告や法定調書の提出、青色申告の承認申請などの各種手続を行うことができます。
税金の納付も、金融機関や税務署の窓口に出向くことなく、ダイレクト納付やインターネットバンキング、ペイジー(Pay-easy) 対応のATMを利用して全ての税金で行うことができます。
ダイレクト納付とは
ダイレクト納付は、事前に税務署に届出をしておけば、e-Taxを利用して電子申告などをした後に、簡単な操作で、届出をした預貯金口座からの振替により、即時又は期日を指定して国税の納付ができるものです。
(ダイレクト納付利用届出書は、国税庁ホームページからダウンロードできます。)
それでは電子申告に必要なものを紹介していきます。
電子申告に必要なもの
・インターネットに接続できる環境
・利用者識別番号
・印刷するためのプリンタ
インターネットに接続できる環境
パソコンやスマートフォンやタブレット端末などのインターネットに接続できる環境が必要になります。
*Mac OSを利用する場合は、e-taxソフトを利用することはできませが、「確定申告書作成コーナー」を利用することができます。
利用者識別番号
電子申告を行う際は、事前に自身の納税している税務署に開始届を提出します。
この届出を行うと「利用者識別番号」が取得できます。
この番号は電子申告を行う上で必要な半角16桁の番号になります。
電子証明書
事前に電子証明書を取得する必要があります。
電子証明書とは、電子申告における本人証明書のようなものです。
電子証明書は、以下の2つを行う時に必要になります。
1,e-taxソフトへのログインする時
2,メッセージボックスを確認する時
個人の場合は
マイナンバーカードに電子証明書が組み込まれているので、マイナンバーカードを読み込むために必要なICカードリーダライタを用意します。
法人の場合は
「商業登記認証局」などの証明書発行機関で手続きを行って電子証明書を取得することになります。
*電子証明書は公的個人認証サービスや商業登記認証局などいくつかの発行機関で発行されますが、発行手続きは市区町村窓口で行えますよ。
*また、IDパスワード方式で電子申告を行う方は電子証明書は必要ありません。
(電子証明書がICカードに組み込まれている場合には、ICカードリーダライタ等も別途必要になりますが、所得税徴収高計算書、納付情報登録依頼及び納税証明書の交付請求(署名省略分)のみを利用する場合には、電子証明書は不要です。)
印刷するためのプリンタ
申告の手続を行う時に、添付書類を別途郵送などで提出する必要がある場合には、申告書などの送信票(兼送付書)やe-Taxで送信した書類の保管用に印刷するためのプリンタが必要になります。
電子申告には2種類の方法
・あらかじめ税務署へ行って本人確認をし、ID・パスワードを発行してもらって、そのID・パスワードを利用して本人認証をする方法です。
選ぶ方法によって、事前準備が変わります。
マイナンバーカード方式
マイナンバーカード方式のメリット
マイナンバーカードの電子証明書(有効期限:5年間)を更新しても、特に手続をする必要がなく、そのまま利用できます。
マイナンバーカードの申告方法と受け取り方は下記の記事を参考にしてみてください。
マイナンバーカード方式の事前準備
マイナンバーカードには、電子署名を付与するための電子証明書が標準的に搭載されています。
マイナンバーカードで電子署名を付与できるようにするためには、パソコンに市販のICカードリーダライタをつなげる必要があります。
その他にも電子証明書を利用するために「利用者クライアントソフト」が必要になります。
・ICカードリーダライタを用意
マイナンバーカードは、表面にICチップが埋め込まれています。
チップが組み込まれている電子証明書を利用する場合は、別途でICカードリーダライタが必要です。
*電子証明書の種類によって、使用できるICカードリーダライタが異なるのでしっかり確認しましょう。
ICカードリーダライタは、家電量販店やAmazon、楽天市場で販売しています。
約3000円ほどで購入できます。
マイナンバーカードに対応したICカードリーダライタの選ぶ参考にしてください。
*スマートフォンのリーダライタモードを使う場合は、ICカードリーダライタは必要ありません
・ 利用者クライアントソフト
NFC対応のスマートフォンやICカードリーダライタでマイナンバーカードの電子証明書を読み取るためには「利用者クライアントソフト」が必要になります。
パソコンやスマートフォン、タブレットの端末などは申告をする機器によってダウンロードするソフトが違ってきます。
*パソコン用「利用者クライアントソフト Ver3.3」は、公的個人認証サービスポータルサイト
http://(https://www.jpki.go.jp)からインストールします。
また、旧バージョンが既にインストールされている場合にも、以下の作業を行うことによりバ ージョンアップすることができます。
「確定申告書等作成コーナー」で作成する場合
同じマイナンバーカード方式でも「確定申告書等作成コーナー」で作成して e-Taxで送信する場合にはマイナンバーカードとICカードリーダライタで作成が出来ます。
IDパスワード方式
ID・パスワード方式とは国税庁のe-Taxサイト「確定申告書等作成コーナー」でのみ利用できる送信方式です。
原則、申告・申請データをe-Taxへ送信する際には、利用者本人がデータを作成し、そのデータが改ざんされていないことを 確認するため、電子証明書による電子署名が必要です。
ただし、ID・パスワード方式を利用すれば、「確定申告書等作成コーナー」で作成した申告データを送信する際に、 電子証明書による電子署名が不要となります。
これは、ID・パスワード方式を利用するための手続において、事前に本人確認を行っているためです。
ID・パスワード方式の事前準備
「ID・パスワード方式の届出完了通知」が必要です。
「ID・パスワード方式の届出完了通知」の発行は、全国の税務署で発行できます。
運転免許証などで本人確認ができれば、10分程度で発行されます。
*ID・パスワード方式は、マイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応ですので、 マイナンバーカードの取得をご検討ください。
最後に・・
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